枕 肩こり

枕で肩こりが楽になる!ツライ肩こりと首の痛みは枕が原因でした

枕で肩こりが楽になる!の目次

 

ツライ肩こりや首の痛みは、枕に原因があるかもしれません。

 

なぜこのような事を言っているかというと、不適切な枕によって首が不自然な角度になると、首を通っている神経が圧迫されるからです。

 

首が不自然な角度になっていると、首の回りの筋肉が緊張します。すると神経に栄養を運ぶ血管がしめつけられます。直接、神経を圧迫することはなくても、首が不自然な角度になっていると結果的に神経を痛めることになるのです。

 

首は脳と胴体をつなぐ連結部であり、全身を司る大切な神経が集中しています。その証拠に腕や足の骨を折っても死にはしませんが、首の骨を折ったら死んでしまいます。この華奢な部位こそが、生命を維持し、健康を保つ重大なカギを握っている
のです。

 

肩こりや首の痛み、腰痛、頭痛、手足のしびれ、四十肩や五十肩……私たちにはおなじみの体の不調にも、首の状態に端を発しているものがたくさんあります。

 

 

肩こりは肩が原因ではない

 

大切な首のことなので、もう少し詳しく説明しておきます。

 

首の骨とは、全部で24個ある脊椎のパーツ(椎骨)のうち、頭と胴体をつなぐ7個の骨を指します。

 

首の骨も腰の骨も脊椎の一部であり、上から順に7個の頚椎(首の骨)、12個の胸椎、5個の腰椎、全部合わせて脊椎と呼んでいるわけです。

 

椎骨のなかには、脊髄神経という神経の束が通っています。脊髄神経は、全身の活動の要となっている神経。椎骨は、この大切な神経を守っているのです。

 

束になっている脊髄神経は枝分かれして頚神経となり、頚の骨と骨のすきまから出て頭や頚、肩、腕に伸びます。

 

第一頚椎に枝分かれした頚神経は第一頚神経、第一頚椎と第二頚椎の間に枝分かれした頸神経は第二頸神経という具合に、第一から第八までの頸神経が左右に細く長く伸び、全身の動きや感覚を司っています。

 

ですから、たとえば、親指を司る第六頸神経を痛めれば、親指に痛みやしびれが生じます。頭部を司る第二頸神経を痛めれば、頭痛が生じます。

 

国民病と言われる肩こりも、じつは肩そのものの不調ではないことが多く、肩甲骨のあたりを司る第三頸神経や、第四頸神経が支障をきたしたときに起こる症状なので、肩こりとは厳密に言えば「首こり」であることが多いのです。

 

俗に言う四十肩や五士肩と診断された不調が、じつは肩の関節の支障ではなく、頸神経の障害が原因であったということも多々あります。

 

つまり症状が出る場所はさまざまでも、もとをたどれば首に行き着くものが非常に多いのです。

 

さらには「頭が重い」「イライラする」「疲れやすい」といった、不定愁訴やうつ病など首とは関係ないように思える不調の根本原因が、じつは首にあったということも少なくありません。

 

このような仕組みを見ると、首の重要性が、よりリアルにわかるのではないでしょうか。

 

首を痛めることは、すなわち体中の動きや感覚を痛めるということ。逆に言えば、首を健康に保つことが、肩こりの解消だけではなく、体全体の健康につながるのです。

 

 

ここではさらに詳しく、枕によってどのような神経障害が起こり、体の諸症状につながるかを見ておきましょう。

 

はじめに、第一頚椎と第二頚椎の間から後頭部のほうへと伸びていく第二頚神経後枝(神経の末端)を「大後頭神経」と言います。この神経は顔の前面の三叉神経にリンクしています。

 

この神経が圧迫されることによって、後頭部の頭痛であったり、目の奥の重い痛み、目頭のキリキリとした痛みなどといった三叉神経痛の原因となります。

 

次に第二頚神経前枝(神経のはじまりのほうの末端)と、第二頚椎と第三頚椎の間から出ている第三頚神経前枝は「小後頭神経」。これは耳の後ろから顎の関節、首の付け根あたりに広がっているので、圧迫されると、寝ている間に顎や耳の痛みが生じ
たり、耳がしびれたりします。

 

また、第三頸神経は第四頸神経とともに喉や首回りや、前胸部をも司っている神経です。寝ているときに喉や胸の圧迫感や痛みを感じる症状の原因は、不自然な睡眠姿勢によってこれらの神経が圧迫されていることも考えられます。

 

続いて、第五頸神経は肩の後ろから腕にかけて、第六頸神経はひじの周囲から親指にかけて伸びています。これらの神経が圧迫されると、夜中仁肩の痛みやひじの痛みを感じたり、また起きたときにひじがうまく曲げ伸ばしできない、親指のあたりがしびれるなどの症状があらわれたりします。

 

第七頸神経、およびに第八頸神経は、とても細かく枝分かれしながら指先にまで張り巡らされています。朝目覚めると指先にしびれがある、または、手がはれぼったい等の症状がでているのであれば、寝ている間に、これらの神経が圧迫されていたからかもしれません。

 

このように、枕の不具合によって首の角度が不自然なまま寝ていると、全身の神経に影響が及ぶことになり、睡眠時間は心と体の休息のための時間などではなく、心身の害になっている時間となっているかもしれません。

 

ひょっとして、あなたの体は、今挙げたような体の害になる枕と毎晩のように、戦っているのかもしれないのです。ツライ痛みからなんとか逃れようとするのは自然なことです。寝ている間に無意識に枕をどかしていたり、枕の形を変えてみたり、高さを調節するため枕の下に手を突っ込んでみたり、仰向けや横向きではなくうつぶせになってみたり……。

 

このようにして、枕が自分に合っていないというだけで、気づかない間に安眠が妨げられているということも、十分考えられることなのです。

 

 

こんなに大切な首を健康な状態に保つためにも、一番大切になってくるのは姿勢です。

 

ほとんどの人がわかっていることだとは思いますが、よい姿勢というのは、背筋がスッと伸びていて、首の上にしっかりと頭が乗っている状態のことをいいます。この状態を、私は「体軸がしっかり整っていて、頭の上にリンゴを乗せたとしてもが落ちない状態」と言ったりしています。

 

胸を開いてお腹をグッと引っ込めて、軽く顎を引くのです。これこそが「体軸の整った状態」といえます。

 

背骨というものは、いわば焼き鳥でいうところの「串」のようなものです。バラバラになっているパーツをキレイに一つにつなぐのが背骨の役目なのです。

 

体軸がまっすぐになったキレイな状態になると、背骨はその役割をしっかりと勤めることとなり、首の上にきちんと頭が乗っている状態、つまり「リンゴを乗せても落ちない」姿勢になることができるのです。

 

このような話をすると、姿勢の悪い人はほとんどが「この状態がいい姿勢だというのは十分わかるけど…ハッキリ言ってキープしているのはきつい」なんてことを言います。しかし、それは常日ごろの意識の仕方、こころがけ次第で、悪い姿勢は徐々によくなっていくものなのです。

 

現に私は、背中が曲がっていたおばあちゃんが、ほんの数ヶ月のうちに背中の丸みが軽減して、見違えるようにシャンとしていく様子を数多く目にしてきました。私の話すことを、つねに意識し、律儀に実践してくれた結果です。

 

背骨が伸びると、見た目の印象もガラリと変わります。

 

周囲から「若返った」「見違えた」なんて言われてうれしくなり、ますます背筋を伸ばすようになる、という好循環が起こっています。

 

ましてや、まだ骨の変形もなく、ただ姿勢が悪いだけで生じている猫背であれば、ちょっと心がけるだけでみるみる変わっていくに違いありません。

 

といっても、何も意識せずに一日中、ずっと正しい姿勢でいられる人はほとんどいないのが現状でしょう。無意識のうちに背中が丸まり、頭が前に突き出ている。おそらく大半の方が、身に覚えのある姿勢だと思います。

 

では、この姿勢のときに首がどれほど無理をしているか、ご存知ですか。

 

たった7センチ頭が前に出ているだけで、首にかかる負担はじつに20キロ近く。頭の実際の重さは約4〜6キロですが、前に突き出ると、首にかかる負担は一気に3、4倍近くにもなってしまうのです。

 

身体的につらい姿勢は長続きしないはずなのに、どうして、これほど首に負担のかかる姿勢を無意識のうちにとってしまうのでしょう。

 

それは、頭を前に突き出した姿勢のほうが「楽」だと、勘違いしているのです。その証拠に、そんなとき「すっ」と背筋を伸ばして、頭を持ち上げてみてください。「ああ、楽だ!」と実感できるはずです。

 

これは、現代人のライフスタイルに、多分に責めがあるでしょう。

 

運動不足のせいで腹筋や背筋が十分に発達しておらず、体をまっすぐに保つことができない。そこで楽な姿勢をとろうと体の力を抜くと、腹筋と背筋がだらんとゆるみ、背中が丸まり、結果的に頭が前に出ることになります。

 

加えて、パソコンやスマートフォンに夢中になるあまり、つい体が前のめりになって頭が突き出てしまうこともしばしばでしよう。

 

その他、身を屈めて顔を洗う、ストッキングや靴下をはく、ものを拾う、いつも片方の肩や手でかばんを持つ、高いつり革に無理してつかまる……などなど、挙げだしたらキリがないくらい、私たちの日常生活は首の負担になることだらけなのです。

 

 

日中の姿勢を正すことで、首の健康度はぐんと高まります。

 

でも、いくら日中にスッと背筋の伸びた美しい姿勢を心がけ、動作の一つひとつに至るまで首に負担をかけないように気をつけていても、睡眠中の姿勢が首に負担をかけるものであっては元も子もありません。

 

椎間板ヘルニアなど重度の神経症状に悩まされている患者は、「睡眠は何時間もの治療時間だと思ってください」と言われるといいます。これは決して誇張表現ではありません。

 

「そんなに重い症状だったら、睡眠姿勢を正したって手遅れではないか」と思われるかもしれませんが、実際に、睡眠姿勢を正したら徐々に椎間板ヘルニアやむち打ち症、加齢による椎骨の変化からくる痛みなどが軽減していった方が、たくさんいます。

 

人によって睡眠時間の長さは異なるでしょう。それが何時間であれ、睡眠時間が「治療時間」になるか「悪化時間」になるか、脊椎が癒される文字どおりの「骨休めの時間」になるか、さらに背骨に負担をかける時間になるか。それは、どのような睡眠姿勢を作るかにかかっています。

 

一日の終わりに得る、せっかくの睡眠です。体を骨ごと、神経ごと休め、明日への活力を養うゴールデンタイムにしたいではありませんか。

 

では、どのような睡眠姿勢が理想的なのでしょうか。ここで、背骨全体についてお話します。

 

人間の背骨は、ゆるやかなS字型になっています。直立二足歩行をするようになってから、重力方向の衝撃を緩和するために、人間の背骨は自然と曲線型になりました。一つひとつは小さなパーツである椎骨がS字型に並んでおり、その並びを支えているのは、背骨の周囲にあるじん帯や筋肉です。

 

これらが椎骨の前後左右から、適度な緊張をもって支えているから、背骨は上下の衝撃を和らげる絶妙なS字曲線を保っていられるのです。ただし、これは立っているときの姿勢の話。体を横たえると、背骨の形は様変わりします。

 

立っているときは背骨を支えている筋肉やじん帯の緊張が、寝た状態ではゆるむため背骨はより直線に近い形になります。これは「静的睡眠姿勢」、すなわち上向きと横向きにじっと横たわったときの睡眠姿勢です。

 

言われてみれば容易に想像がつくかもしれませんが、立った状態と横たわった状態とで背骨の形が変わるというのは、普段あまり意識しないことではないでしょうか。

 

さらに、寝ているときは、体液を循環させるために寝返りも打たなくてはなりません。静的睡眠姿勢と対比すると寝返りを打つ姿勢は「動的睡眠姿勢」と言えます。

 

理想的な睡眠姿勢とは、静的・動的の両方、すなわち上向きのときも横向きのときも全身がリラックスした、体に負担のない、寝返りの打ちやすい姿勢ということです。

 

 

健康のための枕とは

 

睡眠時間とは、言うなれば背骨が筋肉やじん帯のサポートを失う時間帯。静的睡眠姿勢では、椎骨どうしのつなぎがゆるみ、背骨や骨盤のアライメント(並び)は、枕など寝具の状態に大きく影響されます。

 

枕によって睡眠姿勢をきちんと調節する必要があるというのは、じつは、横になると背骨を支えている筋肉やじん帯がゆるむからこそ、言えることでもあるのです。

 

何度も言いますが、枕は頭を乗せるだけの道具ではありません。

 

首の骨を含む脊椎全体を無理なく解放し、しつかり寝返りも打てる質のよい睡眠がとれるかどうかは、枕によって決まることが多いのです。肩こりに悩まされている人のなかには、いっこうに合う枕に出逢えないので、枕を使わなくなってしまった、という方もいます。

 

いくら枕を買い替えても、睡眠の質はよくならない。ということでしたが、そうはいっても、枕なしではいけません。正しい睡眠姿勢をつくるためには、やはり枕が必要です。

 

枕は頭と首を乗せるもの。しかしそれだけにとどまらず、枕によってつくられる首の角度が、背骨全体の形にも影響します。

 

枕が少し高くて首が前に屈折していても、枕が少し低すぎて首が後ろにそっていても、背骨は不自然な形にゆがめられてしまうでしょう。これが、寝返りの打ちやすさをも左右します。つまり枕が不適切だと、静的・動的、両方の睡眠姿勢を著しく崩してしまうのです。

 

背中の筋肉やじん帯がゆるんでいる睡眠中は、枕一つで首、そして全身の傾きが変わります。現に、首を安定させる枕に変えたことで腰までの睡眠姿勢が安定し、何をやってもよくならなかった腰痛や肩こり、手足のしびれなどが劇的に改善した例はたくさんあります。

 

なかには「うつ病かなあ……」と言っていた人が、枕を変えたことで肩こりなどと一緒に心の不安感まで雲散霧消してしまった、というケースもあります。もちろん、体の不調も心の不調も、人によって原因はさまざまです。ほかに思い当たる原因があるのなら、そちらに対処する必要もあるでしょう。

 

ただ、すべてに共通して言えることがあります。

 

首を安定させて全身の寝返りをスムーズにして、正しい睡眠姿勢をつくる枕こそが、「健康のための枕」−これが揺るぎない答えです。

 

 

新しく枕を買っては試す、という「枕難民」に陥っている人の大半が、一度は数万円もする高い枕を買った経験があるのではないでしょうか。

 

枕不眠に無自覚な人が多い現状に、私はずっともどかしい思いを抱いてきました。しかし一方で、健康意識の高い人の多くが、枕を重視するあまり枕を次々と買い替えている現状も、それはそれでもどかしいものです。

 

せっかく枕と健康を結びつけられたのに、誤った方向に進んでいるように見えてなりません。枕が合わないとわかるたび、何回も何回も数万円もする高価な枕を買っている人までいるのです。

 

もはや現代病と言ってもいい不眠によって、「眠り産業」は活況を呈しています。枕専門店へ行けば、枕の専門家が、何やら複雑な計器で割り出した数値をもとに、さまざまな素材や形の枕をすすめてくれます。選んだ形に好みの中身を入れることができるお店もあるようで、そうなると形と素材の組み合わせの可能性は膨大な数にのぼります。

 

いつから、枕はそんなに複雑なものになったのでしょう。「本当に体に合う枕」「本当に健康に寄与する枕」と考えたときに、行き着く形はごくシンプルです。

 

本人にとって、高すぎず、低すぎず、横向きで寝ると頭から首・胸の中央までまっすぐに床面(布団面)に並行になる枕。

 

何より大切なのは、枕を使う一人ひとりの意識なのだと思います。枕が合わないからといって次々と買い替えるのではなく、どうして合わないのか、どうしたら合うのかを考え、本当にご自分の体に合うように、「枕を調節していく」ことが本当の健康につながるのだと思います。快眠、熟睡は、この意識が大切になってくると感じています。

 

 

普段使っている枕、使いやすい枕が、実際には体の負担となっているといったケースは珍しいものではありません。

 

「普段使っている枕」「使いやすい枕」と言ったのですが、実際にはこのような「自分好みの枕」というポイントが、一番厄介なものであると言えるかもしれません。

 

明らかに寝心地が悪い枕であれば、「この体の不調の原因は枕かもしれない」と思い当たるはずです。思い当たってこそ、枕を調節する、枕外来を受診するなど改善の道が開かれます。

 

でも、さまざまな不調と枕の因果関係に気づかないままではどうすることもできません。家を一軒一軒回って枕をチェックするわけにはいかないので、本人がまず「気づく」 「思い当たる」ことが改善のスタートとなるのです。

 

そこで最大の妨げとなるのが、「自分の好み」です。

 

肩こりなどの症状で悩んでいる人のなかにも、睡眠の質を下げている原因は枕だと気づいていてもなお、自分の「好み」にこだわる方がたくさんいます。

 

「私はふわふわの枕が好きなんです」「高めの枕に慣れているので、ちょっと高めに調節しています」といった声は数知れず、はては睡眠姿勢に及んで「うつぶせでないと寝られない」という方までいます。

 

私に言わせれば、こうした枕の「好み」は、すべて単なる自分の思い込みで、体そのものは、まったく別の意見を持っています。

 

フワフワの枕で頭が沈み込み、首がそった状態で熟睡はできません。高めの枕だと首が屈折した状態になり、気道も圧迫されて息苦しいはずです。「うつぶせが好き」という方にしても、それは、うつぶせが心地いいからではなく、枕のせいで睡眠姿勢が不自然になるために、仕方なく、うつぶせで寝ているだけにすぎません。適切な枕にすれば、白然とうつぶせ寝の回数は減っていくのです。

 

うつぶせで寝ると、呼吸をするために必然的に顔を左右真横に向けることになります。このときの首の状態を、想像してみてください。左右真横にねじられたまま、何時間も過ごすことになります。もっとも、いくら「うつぶせが好き」と言っても寝返りをしない人はいないので、ねじられたまま数時間、というのは言いすぎかもしれません。むしろ、うつぶせの状態から寝返りを打つことを考えたらなおさら、体に相当な負担を強いていることが容易に想像できると思います。

 

「自分の好み」は、本当に体に合った枕にたどりつくために、ます捨てていただきたい「思い込み」です。

 

そのためにも、まずは、起きたときの枕の形や位置、横たわったときに無意識にとっている行動を、ぜひチェックしてみてください。思いもよらぬ、あなたの睡眠の実態が見えてくるかもしれません。

 

 

これまで使ってきた枕についてのアンケートがあります。

 

「これまでに買ったことのある枕」の素材として、もっとも多かっだのは低反発ウレタンフォームでした。続いてプラスチックチップ、羽毛、綿、そば殼……と続きます。

 

ウレタンフォーム

 

ウレタンフォームは今では枕の人気素材ダントツー位になりました。最近はスーパーなどでも、だいぶ安価で売られており、一度は使ったことのある方も多いのではないでしょうか。

 

低反発枕は、その名前のとおり、上に乗せたものを押し返さず、ゆっくりと吸い込むようにへこみます。密度の濃いスポンジのような感触で、頭と首の形にフィットします。それが、しっとりとした質感とも相まって「寝心地がいい」と感じます。

 

その感触がヒット要因なのだと思いますが、しかし、中には柔らかすぎる低反発の枕もあります。柔らかすぎる低反発の枕は首と頭の重みをあずけるものとしては、まったくふさわしくないと私は考えます。

 

ここで、頭と首の形にフィットする、と聞いて何か思い出すことはありませんか?そう、「枕がドーナツ型にへこんでいたら要注意」です。柔らかすぎる低反発ウレタンフォーム枕とは、言い換えれば、頭から首が枕に「沈み込んでいる」状態をつくる枕。その特徴が、じつは首を屈曲させ、寝返りの打ちにくい不自然な睡眠姿勢をつくっていることもあるのです。

 

低反発ウレタンフォーム枕の中にはもちろんオススメできるものが色々とありますが、柔らかすぎる低反発ウレタンフォームはオススメできません。

 

 

プラスチックチップ

 

続いて人気のプラスチックチップは、合成樹脂を球状や円筒形に成形したものです。

 

プラスチックチップを使っている枕はボコボコとしていて硬めの感触ですが、そのボコボコした硬さが好きだという人が好んで使っているようです。また通気性がよく、カビやダニの心配がないことから選ぶ人も多いようです。

 

ただ、スムーズな寝返りのためには、頭と首の可動性がもっとも大切です。ボコボコの地面で、ボールはコロコロと転がれませんよね。それと同様、内容物が偏り表面が凸凹になるのでは、頭も首も自在に転がることができません。

 

プラスチックチップの枕は、スムーズな寝返りを妨げてしまう可能性があるのです。

 

 

羽毛枕

 

羽毛枕は、ふわふわとしたゴージャスな使用感が人気のようです。頭がふんわりと包み込まれるような質感は、たしかに外国映画の主人公のような極上の気分にさせてくれます。

 

ただしそのゴージャス感は、頭を少しだけ乗せてみた場合だけでのことです。長い時間フワフワして頭の位置が定まらない状態では、首をちゃんとまっすぐにキープできるのもではありません。

 

やはり、不自然な睡眠姿勢をつくってしまう枕として、ぐっすり眠れない要因になりうるのです。

 

 

綿、そば殼

 

綿と、そば殼についても触れておきましょう。

 

綿の枕には、代表的なものでパンヤ(という木の綿毛を集めたもの)、木綿やポリエステルなどがあります。

 

そば殼枕は、脱穀後のそばの種皮を使ったもの。そば殼は三角錐なので枕のなかに細かいすきまができ、通気性や吸湿性に優れています。

 

綿枕もそば殼枕も、適度な弾力性があるために使い心地はいいと感じます。

 

ただし、綿は枕の種類の中でもへたりやすく、そして、そば殼枕は、中身が片側に寄ってしまい枕が変形しやすいという点が問題になります。へたりも変形も首や背骨に負担をかけ、寝苦しさの一大要因となるからです。

 

 

 

 

長年、さまざまな枕を使ってきて、素材に関してもこだわりを持つようになっている方は多いことでしょう。でも、そのこだわりもまた、思い込みにすぎないことが多いのです。

 

これをきっかけに、いったん取り払ってみてください。そして、ぜひゼロから「本当に体に合う枕」を考え、見つけていきましょう。

 

それこそが、もう買い替える必要のない、一生メンテナンスしながら使用できるマイ枕になるはずです。

 

 

 

 

睡眠時に正しい姿勢をつくってくれる枕とは、いったいどんな枕なのでしょうか。

 

私が考える「正しい枕」の必須条件は、次の三つです。

 

 

@ジャストサイズの高さ

 

Aコロコロ転がれる硬さ

 

B体に応じたメンテナンス

 

 

以下、順番に説明していきましょう。

 

 

@ジャストサイズの高さ

 

「高さ」はとても重要です。では、「ジャストサイズの高さ」とは、どのように求めたらいいのでしょう。

 

よく「上向きに寝たときの高さと、横向きに寝たときの高さ、どちらを優先させたらいいのでしょうか」という質問を受けます。その答えは「両方」です。

 

睡眠姿勢には「静的睡眠姿勢」と「動的睡眠姿勢」があるとお話ししましたよね。また、人は寝ているときにじっと上を向いたまま寝ているのではなく、寝返りをしているということもお話ししました。

 

上向きに寝たときの首の角度は、約15度前後が理想。それと同時に、血液やリンパ液、関節液などを滞りなく循環させるために、寝返りも打ちやすくしなければなりません。ですから、上向きの時と横向きの時、両方の姿勢の時の高さが「ジャストサイズ」であることが重要になってきます。

 

まず横向きに寝て高さを調節し、さらに上向きに寝て高さを調節します。くり返しますが、上向きに寝たときに首の角度が約15度前後になるようにして、さらにこの範囲内で横向きでも快適な高さを探っていきます。

 

ここでちょっと想像してみた人は、このように思うかもしれません。「横向きに寝ると肩幅の高さが加わるぶん、高くなってしまうのでは?」と。

 

たしかに、頭から首、背中の高さと、頭から首、肩の高さは違います。そのため、上向きのときは低めに、横向きのときは高めになり、両方でしっくりくる高さなどないように思えても仕方ありません。

 

でも、私たちの体はロボットではないのですから、きっちり肩幅の分だけ頭が高いところにある状態にはなりません。人間は横向きでは、肩が柔軟に前方に出て、「寝たときの肩幅」を小さくするように自然にコントロールしているのです。

 

ですから、心配ご無用。上向きと横向きの両方にしっくりくる高さは、必ず見つかります。ワザと微妙に高さを調節してある枕などもあります。

 

 

Aコロコロ転がれる硬さ

 

上向きと横向き、両方の首の高さがしっくりきても、そこから身動きできなければ寝返りがうまく打てません。

 

そのためには、頭が沈み込まない硬さが重要です。

 

前にもお話ししたように、柔らか過ぎる素材の低反発ウレタンフォームや羽毛、綿は、元から柔らかすぎたり、最初はある程度の硬さがあってもへたりやすかったりする点が、好ましくありません。プラスチックチップやそば殼は、使っているうちに中身が寄ってしまって
頭が沈み込み寝返りの動きを妨げるのです。

 

また、数ある枕のなかには、あろうことかドーナツ型にくりぬかれたものがあります。枕専門店などで、目にしたことのある方も多いことでしょう。私からすれば、どうして、「眠りのプロフェッショナル」であるはずの人たちが、体に悪いとしか思えない枕を作り出しているのか、理解に苦しみます。

 

首を理想の角度に安定させたまま、コロコロと左右に寝返りが打てるようにする。そのような硬さの枕が理想です。

 

 

B体に応じたメンテナンス

 

いい枕の最後の条件は、体にジャストフィットするように、調節し続けるということです。

 

やせたり太ったりといった体型の変化や加齢にともなう骨格の変化によって、適切な枕の高さは変わっていきます。体の状態は、いつ変化するかわかりません。いったん体にぴったり合った枕に調節しても、そこで安心してしまわず、つねにご自分の体の変化に気を配りながら枕を調節していきましょう。

 

高さが調節できるような構造をした枕などがあれば使いやすいと思います。

 

 

ここまで枕について色々とお話してきたのですが、実は私も以前は酷い肩こり、首の痛みに悩まされていました。酷くなると肩甲骨周辺にまで刺すような痛みが走り、日常生活もままならないほどでした。特に寝起きの痛みは本当に耐えられませんでした。

 

いよいよ我慢できなくなり医者にかかると「筋と筋肉が固まっているのが原因」と言われ、痛み止めの注射を打たれ、シップを処方され、ストレッチ法を教えてもらいました。しかし、一向に症状は良くなりませんでした。

 

そこで、枕を自分の身体に合ったものに替えてみることにしたのですが、これがとても効果がありました。今ではあれほど痛くてつらかった肩こり、首の痛み、肩甲骨周辺の刺すような痛みがなくなりました。おかげで毎日快調です。

 

肩こりや首の痛みで苦しんでいる方には、枕を替えてみることをオススメします。肩こりなどのツライ症状がなくなると世界が変わりますよ!

 

横向きで寝ることが好きな人用の横寝枕や、簡単に自分に合った高さに調整できる枕など色々な種類があるので、ぜひ自分にピッタリ合った枕を見つけてください。

 

特にオススメなのが下に紹介している2つの枕です。私の家にはどちらもあるので使っているのですが、どちらも非常にいい枕で、肩こりはもちろんこのサイトで挙げたような諸症状の解消にもとても効果があると思います。

 

横寝用と仰向け用に分けて紹介していますが、どちらもとても寝返りしやすく、気持ちよく眠ることができるので、どちらを選ぶかは自分の好みの寝るスタイルによると思います。例えば妊婦さんであれば絶対横寝枕がいいと思います。

 

自分にピッタリ合った枕を使って、スッキリ爽快な生活を手に入れましょう!

 

 

肩こり・首の痛みをしっかり解消できる横寝専用枕

【YOKONE2】

人間工学を基に設計された横寝専用枕

  • 肩こり、首の痛みの解消だけではなく、いびき、無呼吸も解消できます。
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  • 頭・方・首・腕の4点で頭を支えるのでとても楽に寝ることができます。
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  • 仰向けでも気持ちよく眠れる作りになっています。
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  • 返金・返品保証付きなので安心です。
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仰向け寝が好きな人にオススメの枕

【六角脳枕】

肩こり、首こり、などの負担を軽減してくれます

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